日本人学校の障害児受け入れ状況一覧

 

日本人学校の障害児受け入れ状況一覧

特別支援教育の現状・取り組みなど

2025年9月

 

  • このリストはGroup Withが全日本人学校宛て心身の発達に障害があり、特別な支援を必要とする児童・生徒に関するアンケートをお送りし、その調査結果を基に更新しています(毎年実施)。各校の更新年月はリストの「項目欄」でご確認ください。*現在、2025年9月1日現在の状況について調査アンケートをお送りし、ご回答をもとに掲載内容を随時更新しています。
  • 用語、内容はできる限り回答の通りに記述しています。
  • 掲載順:地域別、国別
  • 日本人学校転入について」 障害児の受け入れの背景、転入学に関して調べたことをまとめましたので、ぜひお読みください。

 *現在、2025年9月1日現在の状況について調査アンケートを各学校にお送りしています。ご回答をもとに随時更新しております(更新年月日については各校の欄に明記)

日本人学校の障害児受け入れ状況一覧 Ⓒ2006-2025Group With

学校名

北京日本人学校

The Japanese School of Beijing

地域 アジア
所在地 中国
HP https://jsb-cn.com/
在籍者数
受け入れ

受け入れは困難である
理由:本校は特別な教育的支援を実施する教育環境を有していないため

条件
学年
障害種類
担当者/資格
特別支援学級

なし(設置予定  なし)

取り組み
配慮
相談先
他の連携

中国現地校との連携はありません

希望する支援

人員の安定的な確保、専門機関との連携(対面で対応可かどうか)

更新 2024年9月時点
010
学校名

上海日本人学校 虹橋校

Shanghai Japanese School

地域 アジア
所在地 中国
HP http://www.srx2.net.cn/
在籍者数

11名(2025/9/1現在)

受け入れ

受け入れる

条件

特別支援学級への新たな編入をご希望の方には、当校の就学指導委員会にて審査を行います。審査は、文部科学省が定める特別支援学級の入級基準に準じて作成した本校独自の基準に基づき、編入の可否を判断いたします。
なお、特別支援学級の新編入学審査は年間5回実施しており、年度途中での編入も受け入れております。

学年

小学校1年生から6年生

障害種類

知的障害学級・自閉症情緒障害学級

担当者/資格

特別支援学校教諭免許保有・特別支援教育経験者 4名

特別支援学級

あり

名称:虹の子
定員:受け入れ人数の制限なし

問い合わせ先: 上海日本人学校虹橋校HP
 「特別な配慮を要する児童の新編入学について」
 「特別な配慮を要する児童に関しての問い合わせフォーム」

取り組み

特別支援学級での学習と交流学級での学習
特別支援教育コーディネーターの配置

配慮

・オンライン教育相談随時受付
・個にあわせた指導
(個別の教育支援計画・個別の指導計画の策定/実態に応じた教育課程を設定)

 

相談先

なし

他の連携

なし

希望する支援

特別支援教育の資格を有し、指導経験のある教員の確保が必要
専門的知識を有する医療機関、福祉機関との連携

更新 2025年9月時点
020
学校名

蘇州日本人学校
Japanese School of Suzhou

地域 アジア
所在地 中国
HP http://www.jsscn.org/
在籍者数
受け入れ

受け入れは困難である
理由:本校は特別な教育的支援を実施する教育環境を有していないため

条件
学年
障害種類
担当者/資格
特別支援学級

なし(設置予定 なし)

取り組み

・児童生徒の実態に応じて個別支援計画を作成し、特別支援コーディネーターを中心に教職員全員で共有、支援の内容や方法を検討している
・児童生徒や保護者に、スクールカウンセラーによるオンラインカウンセリングを斡旋している

配慮

<教育面>現在の通常学級での教育を基本としながら、必要に応じて可能な限りの配慮

<設備面>スロープ、エレベーター、身障者用トイレなど

相談先

特になし

他の連携

特になし

希望する支援

・特別支援教育が実施できる人員体制、専門知識やスキルを有した教職員の配置
・特別支援教育について相談、連携できる専門機関やカウンセラーの支援

更新 2025年9月時点
040
学校名

大連日本人学校
The Japanese School of Dalian

地域 アジア
所在地 中国
HP http://www.japanda.cn/
在籍者数
受け入れ

受け入れは困難である
理由:教員配置ができない。施設設備が不十分である

条件
学年
障害種類
担当者/資格
特別支援学級

なし(設置予定:なし)

取り組み
配慮
相談先
他の連携

必要に応じでこちらから連絡をし、情報をいただくようにしています

希望する支援

特別支援を専門的に行える教員の人的配置と外部の医療機関などとの連携

更新 2024年9月時点
050
学校名

天津日本人学校
Tianjin Japanese School

地域 アジア
所在地 中国
HP http://www.tensinjs.net/
在籍者数
受け入れ

受け入れは困難である
理由:支援体制が整っていないため(主に人的、施設・設備面等)

条件
学年
障害種類
担当者/資格
特別支援学級

なし(設置予定: なし)

取り組み
配慮
相談先
他の連携
希望する支援

(このリストをご覧になった本校入学希望の保護者へ)
児童生徒に必要な支援は程度・種別ともに多岐に渡ります。また、特別な支援を要する児童生徒は学校・家庭・社会全体で育てていかなければならないものですが、在外においては社会的な支援が日本ほど整っていない部分があります。そういった点を考慮に入れていただいたうえで、本校への入学が可能かどうか、自身で判断されず、ご相談ください。

希望する支援:特別な配慮や支援を要する児童生徒への対応は、多岐にわたります。専門性の高い人材確保と施設整備が必須の条件だと思います。

更新 2025年9月時点
080
学校名

青島日本人学校

Qing Dao RibenRen Xue Xiao

地域 アジア
所在地 中国
HP http://www.qingdaojs.org/
在籍者数

0  名  (2025/9/1現在)

受け入れ

保護者・本人との面談により検討の上、決定する。場合によっては、受け入れをお断りすることがある

条件

学校送迎バスに一人で長時間乗り、座っていることが難しい場合、保護者による登下校の送迎をお願いする

学年

面談時、状況に応じて判断する

障害種類

面談により判断

担当者/資格

資格免許がある 2名(特別支援学校教諭免許)

特別支援学級

なし(設置予定:なし)

取り組み

特別支援教育担当者が中心となり、担任と保護者が協力して個別の支援計画の作成に取り組んでいる。相談に関しては、保護者からの意見や要望をうかがいながら、学校ができる具体的支援について、職員間で情報を共有し対応にあたる
 

配慮

<教育面>現在、特段の配慮は実施していない

<設備面>車いす対応のトイレ、エレベーターの設置、スロープの設置

相談先

特になし

他の連携

特になし

希望する支援

特別支援教育の有資格者、指導経験者の確保
特別支援教育に対する体制構築のため、学校運営理事会、保護者等の理解と意識の共有    
相談できる医療機関との連携

更新 2025年9月時点
100
学校名

台北日本人学校(台北市日僑学校)

Taipei Japanese School

地域 アジア
所在地 台湾
HP http://www.tjs.tp.edu.tw/
在籍者数

4名 (2025/9/1現在)*教職員数及び学校施設の関係で、4名を上限としている

受け入れ

受け入れる  

条件

校内審査(特別支援教育・就学委員会)で認められた児童
※但し、医療的なケアが必要な児童は、不可

学年

小学部1年~6年 児童

障害種類

軽度発達障害<LD,ADHD 等>、高機能自閉症、知的障害、情緒障害

担当者/資格

特別支援学級教諭免許保持者 2名

特別支援学級
あり
名称:ひまわり
定員: 4 名(2025/9/1現在)
問い合わせ先:教頭
 
 
         
取り組み

〇学級担任とは別に、特別支援教育コーディネーターを配置し、特別支援体制の整備・調整をおこなっている
〇個別の支援計画を作成し、個人の学習目標などを定期的に点検している

配慮

<教育面>
最終的な”自立”を目標に立てそこに向けて、交流学級での学習で必要な時間と個別指導の時間を調整したり人的な配置をおこなったりしている

<設備面>
子どもたちが、落ち着いた環境で学習ができるように配慮している。従って、個別の空間と学級活動ができる空間を特別支援学級内に設置している

相談先

臨床心理士の会 With Kids
その他、スクールカウンセラーが、現地の病院や施設との連絡調整をおこなっている。また、定期的に特別支援教育のサークルや相談会を実施している

他の連携

現地校からの編入生、転出生の情報共有、資料の引継ぎ

希望する支援

〇学校内に、専門的な知識を有する職員を配置することが必要だと考える
〇教職員の正しい認識と、特別支援教育を推進しようとする意欲が必要だと考える

更新 2025年9月時点
120
学校名

高雄日本人学校(高雄市日僑学校)

Kaohsiung Japanese School

地域 アジア
所在地 台湾
HP https://www.kaohsiung-js.com/
在籍者数
受け入れ

障害の内容程度により、諸条件と併せて受け入れを判断する

条件
学年
障害種類

障害の内容程度により、諸条件と併せて受け入れを判断する

担当者/資格
特別支援学級

なし(設置予定: なし)

取り組み
配慮

<教育面>
教科により複数教員の配置
<設備面>
身障者用のトイレは、各校舎各階に配置

相談先

臨床心理士の会 With Kids

他の連携

なし

希望する支援

専門教員の配置、障害に応じた教材教具・環境整備、保護者との連携が大切だと考える

更新 2025年9月時点
140
学校名

泰日協会学校(バンコク日本人学校)

Thai-Japanese Association School

地域 アジア
所在地 タイ
HP http://www.tjas.ac.th/
在籍者数
受け入れ

特別支援学級は、令和7年度については定員に達しているため受け入れを行っておりません

条件

保護者及び本人との面接結果を基に、校内就学指導委員会で検討の上、学校長の判断の下に決定する

学年

小学部1年生から中学部3年生

障害種類

知的障害または自閉症・情緒障害特別支援学級への就学が適切であると判断される児童

担当者/資格

14名(特別支援学校教諭免許保有数9名)

特別支援学級
あり   
名称:なかよし学級
問い合わせ先:小学部教頭
取り組み

・特別支援学級における通常学級との交流学習、個別の教育支援計画・個別の指導計画の作成
・特別支援コーディネーターの配置 
・スクールカウンセラー週4日配置

配慮
<教育面>
・個別学習、小集団での学習など、様々な形態で学習を行っている
・個々の実態に応じて、交流学級での教科や参加形態を決めている
<設備面>
・小学部5教室+プレイルーム+多目的室
・中学部2教室+個別学習室
相談先

特になし

他の連携

日本の学校からの転入、日本の学校への転出時には、必要に応じて情報交換を行っている

希望する支援
更新 2025年9月時点
150
学校名

泰日協会学校シラチャ校(シラチャ日本人学校)

Thai Japanese Association School Sriracha

地域 アジア
所在地 タイ
HP http://www.tjas.ac.th/
在籍者数
受け入れ
事前に保護者と十分な話し合いを行い、受け入れが可能かをお伝えする。
(なるべく早い段階で、本校ホームページの問い合わせフォーム「特別な配慮を要するか」の欄で「配慮を要する」にチェックを入れてご相談いただきたい)

条件

本校の施設・人員体制での受け入れが可能と認められること

学年

原則として小学部全学年

障害種類

要相談

担当者/資格

担当者:1名
資格:特別支援学校教諭免許保有者

特別支援学級

なし(設置予定:なし)

取り組み

・特別支援教育コーディネーターを配置している
・必要に応じて通級指導を行っている
・学校カウンセラーが毎月3回程度来校するため、必要に応じて連携を図る 

配慮

<教育面>
・必要に応じて通級指導教室にて個別の支援を行う
・学級での自立を目標に、個別の指導計画を作成し、活用している
・支援や配慮を要する児童生徒について、ケース会を開いたり、特別支援教育コーディネーターと担任、保護者とで支援方法を検討したりする

<設備面>
通常の教室の半分の大きさで、通級指導が可能な教室を2教室設置している

 

相談先

特になし

他の連携

転入時や転出時には、保護者の了解の下、必要に応じて、前籍校や医療機関、教育委員会等と情報交換を行う

希望する支援

・特別支援教育の資格と経験を有している教員の恒常的・安定的確保
・医師や臨床心理士等による継続的な相談窓口

更新 2025年9月時点
160
 © 2006-2025Group With